ELAを終えての感想

秋学期と、ELAの終わり

ICUは日本ではそんなにポピュラーではない三学期制(春・秋・冬学期)をとっています(多いのは前期・後期の二学期制)。今はちょうど秋学期が終わり一息ついたのでこの日記を更新しています。三学期制のおかげで(せいで?)ICU生の多くは学期中は死ぬほど忙しく、休みで存分に遊ぶという緩急のついた学校生活が送れるようになっています。僕の周りを見る限り、休みに入ると国内・海外旅行に出たり、留学に行ったり、海外ボランティアやサービス・ラーニング(学内ボランティア活動のようなもので、キチンと工程を踏めば単位が得られる)に参加したりとアクティブに過ごす人が多い印象です。

 

さて今回、僕はこの秋学期でやっっと(!)ELAを終えたのを記念して、ELAについて書こうと思います。ICUのホームページやパンフレットをお読みになればある程度ELAのことは分かると思うのでそういうオフィシャルなやつは省いて(笑)、もう少し主観的な、一学生からの観点でELAを終えた感想をだらだらと書こうと思います。。。

 

ELAについて

ストリーム分けとセクション

ELAはICUの学生は必須の英語の授業で、主に英語で読む・書く・議論するなどを鍛えるのを目的としています。ストリーム分けという英語のレベル分けが1~4まであり、ストリーム1(通称スト1)が最も人数が少なく、最も英語に堪能な人たち(10人ほどだった気がしますが確かではないです)、ストリーム3が最も人数が多い壺型になっています。僕はその中のスト3に属していました。

 

ストリーム毎にセクション、つまりクラス分けがあります(スト1は一つだった気がしますが)。そのセクションはアルファベットで振り分けられます。なので「セクションはどこ?」と訊かれるとストリーム3のBなら「3Bです」のように答えます。学内では普通ですがなかなかのムラ用語な気がします。

 

ストリームによってばらつきがありますが、スト1を除けばだいたい一年生の時はみっちりとELAをやりこむことになります。従ってELAに邪魔されて履修できる授業の自由度が狭まったりします。一年では英語で書いたり読んだりの訓練をし、二年では春・秋・冬学期のいづれか一学期間でRW(Research Writing)というのを履修します。他学ではアカデミック・ライティングなどと称されているようですが、要するに英語で論文を書く授業です。僕はこの秋学期にこれを終えたのですがなかなかハードでした。時間や労力をめちゃくちゃ要求された気がします(汗)。

ELAにおける集団アクティビティ

僕がELAを終えて最も感じたのは、セクションメイト(通称セクメ)とのコミュニケーションの重要さです。勿論、英語の文章を読んで予習をしたり、英語でエッセイ(自分の意見を論理的に述べた文章をEssayといいます。日本語の語感と異なるかもしれません)を書いたりするのは自分一人です。しかし、意見を言い合ったり(教室内・外)、書いたエッセイを交換してコメントを付け合ったり、時には4人くらいのグループでプレゼンをしたりなど、「集団の力」が大いに重視されます。なので、セクメと協力するのはELAを乗り切るのに必須です。

 

僕の属してたセクションしか知らないのですが、当然仲のいいセクションがあれば悪いセクションもあります。セクメで学期終りに打ち上げをしたり、バカ山でランチをしたりするところもあれば、教室以外では会わないというところもあります。勿論、「セクメと協力する」と言うのはこういった「つるんで一緒に遊ぶこと」を指しません。そうじゃなく、セクション内では、積極的に意見を交わしたり、学びを深める姿勢を持つと、すごく役立ちます!

 

結局のところ、大学は学問を集団で深める場であります。コミュニケーションをとることで刺激を受け、新たな視点が広がります。セクメという学友とは、キチンと向き合うのを強く勧めます。